キャバ嬢と過去に一緒に過ごしてみて観察して感じた指名の取り方についてですが、実に色んな方法があるように思いました。

一つ例を挙げるとお店に行く前にあちこちの複数の伝言ダイヤルにお店の名前とそのお店でのコンパニオン名を吹き込んで自分宛に遊びに来るように促すような行為を頻繁に、いえ毎日当たり前のように繰り返していました。

それも一日一回か二回とかそんな少ない回数でなくて最低一時間おきか、酷いと2,30分おきに伝言の入れ替えと吹き込みをしていました。

非常にキャバクラの成績優秀者は日頃からコマメに指名をお店でいっぱい取りたかったら当然とるであろう活動に専念していました。

その他には、お店に行く前に道端で知り合ったサラリーマンとかちょっとお金がありそうに見えるタイプにも必ず声をかけて店に呼び込むように活動していたようでした。

さらに、お店が終わり、深夜になったらそのまま渋谷などの街中に繰り出し、そこらへんの太い道路に座り込んだり立ちすくんで前を通り過ぎる人一人一人に名刺を配って店に来るようにお願いをしていました。だいたいその名刺配りの枚数が一晩で、数十枚は配っていたように思いました。(実は私も付き合いで一緒に配ってあげたこともありました)

そして、極めつけは、店の始まる少し前にお店付近に行きそこの場所でお金がありそうな人の腕を勝手に掴んで、そのまま店の中に引きずり込もうとしているのも見たことがありました。

同伴に関してもそのような行動を取ったのは見たことがあったし、それ以外でも指名もそうだけど同伴をしてくれる人も伝言ダイヤルとか出会い系でも毎日探しているようでした。

本当にその辺はマメで、映画館に行ってもろくに映画を見ないでずっと携帯のメールの整理や、お客へメールを送ったり返事が着たらまた返事したり、映画館の公衆電話で名刺のお客に電話を入れて同伴か指名できるかずっと尋ね続けたりそんなことばかりを年中やっていたようでした。

あれだけ頑張ればやっぱりそういうことをまったくしていない人よりは絶対にお店で指名は取れるだろうな、とそういった業界にまったく音痴な私でさえすぐ分かりました。

が、世の中は色んな考えの人がいて、やはり人間関係の序列問題もあるから、何処の場所でもその考えが通るわけではなく、実際、あるクラブではキャバ嬢だった友人が働き始めてから2週間で一位になってしまったら、その態度が生意気となってしまい(何故ならそこのお店の以前からナンバーワンだった先輩を一気に追い抜いたからでした、しかもその先輩は店長の交際者だったからでした)。

『指名の取り方が気に入らない、そんなやり方だったら誰でもすぐ指名はとれる、うちはそういう下品なやり方のコンパニオンはいらない!』と先輩の交際者である店長に言われてしまい、そこのクラブは成績は良かったのに首にされてしまったそうです。

実に水商売とは厳しくて人間関係が複雑で難しい世界だなと思います。