私は大学生だった時、どうしてもほしいブランドバッグがありました。
ですが、価格はおよそ20万円。

当時地方から出てきた私は親からの仕送り11万円で生活をしており、とてもではありませんがブランドバッグの購入に充てられるお金はありません。

一日も早くほしかったこともあり、効率よくお金を稼ぐことができるキャバ嬢をすることにしました。

ですが、もともとブランドバッグの資金目的ということもあり、長々と働く気はありませんでした。

短期間で、なるべく3か月以内で20万円を稼げるよう、キャバ嬢として身につけておくべきさまざまな知識についてはかなり勉強したことを覚えています。

お客さんとのやり取りで大事にしていたことは、「時事問題やニュースに詳しくなっておく」ということ。

お客さんの多くがサラリーマンなどの社会人でしたから、きっとニュースをきちんと見ているキャバ嬢は好かれると思ったからです。

幸い私が勤めていたキャバクラはそのような賢さを売りにしていたキャバ嬢が一人もいなかったこともあってかなり重宝されたように思います。

若い女性とニュースについて話したいという男性は意外にも多く、さらによく社長さんの席に着く機会が多かったので、その分稼ぐことができました。

もうひとつ大事にしていたことは、キャバ嬢同士で仲良くなることです。
特に先輩キャバ嬢にはゴマをすってかわいがってもらうようにしていました。
そうすることで稼げるポイントやお客さんの特徴などを教えてもらえるようになり、キャバ嬢として自分自身を磨いていくヒントをたくさん享受してもらえましたね。
ボーイとも良い人間関係を築き、出勤することを楽しむようにしていたというのもポイントと言えるのではないかと思います。

出勤日数はそれほど多くなく週に3回、4時間程度でしたが目標だった3か月以内に無事20万円の資金をためることができました。

店長やお客さん、同僚などからは辞めないでほしいと言われましたが、もともと夜の世界にずっと浸っていたいわけではなかったので、きっぱりとお断りし、それ以降は昼の仕事のみをしています。

ですが、その時に購入したブランドバッグは今でも私の宝物で、自分を高めることができたあの3か月を思い出すためのアイテムとなりました。

キャバ嬢を見下す方は少なくありません。
でも、私はキャバ嬢ほど向上心が高く、いろいろなことを吸収することができる人はいないと思っています。